昨夜(6月9日)に二十五絃箏の中井智弥さんと
上野の東京文化会館小ホールでの演奏会が大盛況のうちに終わった。
ここまで来る日々を思い、感慨にふけっている。

中井さんとは昨年の5月23日の茨城県小美玉市での共演から約1年。たくさんの刺激をもらっている。

まず箏とハープの組み合わせは珍しいので、曲は当然ない。彼が作ったオリジナル曲や編曲が演奏曲となる。
楽譜があって、それを練習して演奏するのが普通のスタイルだった私にとって、彼がどんどん繰り出す
音のアイディアの数々に目が点になって、当初はついていくのが大変だった。

どうやったら彼のようにカッコ良い編曲になるか。
彼から直接もらうアイディアを自分なりに加工して音を紡ぎ出していく。
溢れ出る泉というより、間欠泉。
それでも「絶対無理」から「やってみよう」「なんとなくできた」に変わってきているのは進歩だと思う。

ピアソラのオブリビオンのメロディも伸びている音の部分に飾りを入れたり、
アンコールで弾いた「浜辺の歌」の前奏、間奏なども一から自分で作ってみた。
出来はともかく、そういうチャレンジをするのは楽しい。

それが昨日の舞台で披露できた。
リベルタンゴの後にはブラボーもあった。
満席のお客様が熱気と興奮を帯びているが伝わる拍手をいただき、
CDのサイン会でもたくさん嬉しい感想をいただいた。
「2人の新しいCDを出して欲しい」「ハープの音がきれいだった」
「また演奏会に行くよ」等々。

本当にうれしい。
これからもチャレンジし続けて、新たな道を切り開いていきたい。

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演奏曲目
1.私のお気に入り(ロジャース)
2.ピウパリパウパリ(フィンランド民謡)
3.チャルダッシュ(モンティ)
4.黒塚(中井智弥)
5.みだれ(八橋検校) 箏ソロ

6.アラベスク第1番(ドビュッシー) ハープソロ
7.ニュー・シネマ・パラダイス(モリコーネ) ハープソロ
8.オプリビオン〜忘却〜(ピアソラ)
9.リベルタンゴ(ピアソラ)
10.二人静(中井智弥)
11.花のように(中井智弥) 二十五絃箏ソロ
アンコール 浜辺の歌(成田為三)