松本花奈

近況報告演奏会が終わりました。The concert was finished.

演奏会が終わりました。The concert was finished.

夢の演奏会が終わりました。

今年一年、この演奏会のためにいろいろ準備してきました。
2月に加藤さんとの選曲で9割の曲を決め、3月、4月、6月と丁寧なリハを重ね、
9月の集中リハ3回で本番を迎えました。

春のリハで加藤さんから沢山の演奏技術を学び、
それを自分のものにひとつずつ落とし込んで行きました。
落とし込む過程は言わば「筋トレ」と同じ。
苦痛、混乱、迷いの中から答えに結びつく光を見出して行く。
見つけたら早い。自分でもグングンと成長して行くのが実感出来るほどだった。
 
リハの録音とあわせながら練習を重ねていても、
実際に合わせの練習をすると上手く合わない時がある。
何度も何度も合わせをした。32分音符のずれも指摘され、修正した。
その成果は本番に確実に現れた。
 
「カルメン・ファンタジー」は「ブラボー!」まで頂いた。私も途中から血が燃えるのを感じた。
暑くなって着ていたレースのボレロを後半で脱いで演奏した。
 
ラヴィ・シャンカルの「魅惑の夜明け」はどよめきが起きた。
これはフルートの超絶技巧に圧倒される曲。
当日の録音を聴いたら、かなりエキサイトしていて、いつもより速かった。
 
ダマーズはテンポの微妙な揺れも、その場の生きた演奏が出来ていた。
この曲を加藤さんとやりたくて、8年の歳月が流れたのだ。

加藤さんと本当に良く会話が出来ている。

合わせてくれるし、私も合わせた。
 
本当に夢のような瞬間だった。
 
アンコールはフォーレの「シシリエンヌ」とイベールの「間奏曲」
どちらもフルートの名曲。
 
「シシリエンヌ」は他の人とやるよりテンポが速め。
でもそれがシチリアのリズムに乗りやすくなる秘訣。
 
イベールの「間奏曲」は躍動感溢れる曲なだけに、大きな拍手を頂いた。
 
今までで最高の演奏会。
頑張った分だけちゃんと結果として出る。
それを実感した演奏会でもあった。

はがき
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